脳の過剰な活動を抑えることで老化を遅らせることができる(米研究) (3/4ページ)

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・手軽なアンチエイジング法には注意
ただしまだ早とちりしないでほしい。ヤンクカー氏は注意をうながしている。きちんとした臨床実験を行わなければ、結論を出すことはできないし、それを応用する方法もわからない、と。
老化防止(アンチエイジング)という分野では、しばしば科学的に立証されたことがないがしろにされることがある。
「飽和脂肪酸や精製炭水化物が少ない地中海食、適度な有酸素運動、ストレス・不安・うつを管理し健康的な精神状態を維持する」これらには確かに、老化を抑える効果があるというしっかりした証拠がある。
だが、手軽なアンチエイジング法を求める人たちは、それを忘れてセンセーショナルな方法に飛びついてしまいがちだ。
今回の研究は断定的なものではない。体に備わっているシグナル経路の仕組みや、どのような活動が神経の興奮を増減させるのかというニッチな研究の出発点にすぎないのだ。現時点では、答えよりも疑問のほうが多い。
もちろんヤンクカー氏は、RESTタンパク質や脳の過剰な興奮を抑える研究が、将来的に新しい治療やライフスタイルの改善につながればいいとは願っている。
しかし、ただ飲むだけで老化が止まる魔法の「RESTサプリメント」なるものが開発されることはなさそうだ。もしそのような商品を出す企業があれば注意したほうがいい、とヤンクカー氏からの警告だ。