我々はもっと深海ザメの魅力を知るべきだ。謎に包まれた古代種「カグラザメ」にGPSを装着、その生態を探る (1/3ページ)
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フロリダ州立大学の沿岸海洋研究所で30年間もサメを研究し続けている生物学者のディーン・グラブス博士にとって、ホホジロザメはすでに慣れすぎた存在となってしまった。彼が今夢中になっているのは、熱帯から温帯の深海で暮らす生物の頂点に君臨していると言えるカグラザメである。
この度、フロリダ州立大学、フロリダ自然史博物館、ケープ・エルーセラ研究所、オーシャンXの研究者による共同チームが、何度か失敗した末についにカグラザメにGPS追跡器を取り付けることに成功したらしい。
そしてこのほど、2019年6月にバハマで行われたミッションの動画記録が公開された。
Massive Shark x Submarine FULL EDIT ("Sharks in the Deep")
・潜航してカグラザメに追跡器を取り付けることに成功
カグラザメはまだ恐竜が地上を支配していた1億8500万年前から現代まで生き抜いてきた古代種で、200~1000mの深海に生息する。
浅い海ではホホジロザメが王者かも知れないが、深海の王者はカグラザメだ。
「その深さならば、一番体が大きい頂点捕食者だ」とグラブス博士は説明する。通常は4.8mくらいまで成長するが、もっと大きくなることだってある。