映画の3D作品をきれいに快適に観るには? 「視覚機能」の専門家に聞いてみた! (4/4ページ)

学生の窓口

――「それでも映画館で3D上映が楽しみたい!」という場合はどうすればいいですか?

半田教授 「3Dメガネを自分に合ったものにすること」が大前提ですが、「スクリーンとの距離を取ること」も重要です。
映画館で作品を見るときの適切な距離は「画面の高さの3倍」だとされています。そもそも3D映像は、画面から離れるほど立体感が増すものですから、スクリーンから離れた方が目も疲れず、3Dも楽しめます。

――スクリーンに近い方が3D映像がより楽しめると思っていました……。

半田教授 離れ過ぎても見づらくなりますから、中央付近の座席で見るといいですね。もし3D作品を見ていて疲れてしまったら、3Dメガネを掛けたまま片方のレンズを手で隠すといいですよ。そうすると2Dになりますからね。ただ、そこまでして3Dを見る必要はないかと思いますが……。

――「どうしても」という場合は、その方法を用いればいいですね。ありがとうございました。


3D映像をうまく見るには、

・自分に合った3Dメガネを選ぶこと
・できるだけ左右の映像差の少ない上映方式を選ぶこと
・スクリーンから距離を取ること

の3点が大事なポイントとのことでした。3D作品が見づらい人やすぐに疲れてしまうという人は、この3点に注意してみてはどうでしょうか。

取材協力:北里大学医療衛生学部 リハビリテーション学科 視覚機能療法学専攻
https://www.kitasato-u.ac.jp/ahs/ov/

(中田ボンベ@dcp)

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