数学は別の宇宙にも通じる真理! 数学研究のトップランナー・河東泰之先生に数学の魅力を聞いてみた!#学問の面白さ (4/5ページ)
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海外の研究者との交流で作用素環論の魅力を学ぶ
――そもそも河東先生はなぜ数学に興味を持たれたのでしょうか?
物心ついたころには、すでに算数や数学が好きでした。母親が公文式教室の先生をしていましたし、算数が非常に得意だったので、その影響もあったのでしょう。
小学校のころには、文庫本タイプの入門書を熱心に読んでいましたね。
――作用素環論に興味を持たれたきっかけは?
子供のころに読んだ数学雑誌に、京都大学の荒木不二洋先生(現:京都大学名誉教授)の作用素環論の記事があり、それを面白いと思ったのが最初です。
その影響もあって、数学科の4年生になるときに作用素環論を専門にすることにしたのです。
――実際に研究されてみてどうでしたか?
非常に面白いと感じました。
大学院に入ってすぐにアメリカに留学し、海外の研究者と交流を深めたのですが、そこで作用素環論が思っていた以上に幅広い分野と関わりがあることを学べたのも大きいですね。その結果今に至ります(笑)。
人とのつながりを得ることも大学生活の大事なこと――大学で学ぶことの意味が見いだせないという学生もいますが、先生は大学で学ぶ意味は何だとお考えですか?
大学で学ぶことには、2つの側面があると私は思っています。
一つは「自分が面白いと思えることを学び、研究できること」です。もう一つは「実用的なことが学べる」ことですね。面白いと思えることがなくても、大学で学ぶことは社会で役立ちます。
特に数学の知識は、現代社会で幅広く生かせるものだと思います。