木村拓哉『グランメゾン東京』古くさくならない“カッコよさ”のワケ (2/3ページ)
それゆえ、この『グランメゾン東京』も実に楽しみだ。初回放送を見て思ったのは、木村拓哉らしさが全編で光っていたということ。「レストランやらない? 俺と一緒に」「俺が必ずあんたに星を取らせてやるよ」という、これまたキムタクらしいセリフ連発で、ファンはぐっときたはずだ。と、同時に感じたのが「キムタクは今もかっこいい」ということだ。
「キムタクは何をやってもキムタク」とはよく言われてきた。確かに、美容師に検察官、外科医と、これまで彼が演じてきた役はいずれも、“ひと癖あるものの”という注釈がつく天才肌で、説明不要の男前。正直、似たような設定ばかりだ。けれど、一方で彼が「今っぽさ」を全身で体現してきたことを、忘れてはならない。
■時代に合わせて進化してきた木村拓哉
00年の『ビューティフルライフ』や『HERO』シリーズ(ともにフジテレビ系)は、彼の見せたスタイルそのものが若者を熱狂させ、社会現象まで巻き起こした。そう、ドラマの中のキムタクはいつだってキムタクであり続けるため、かっこいいを「キープ」するのではなく、時代に合わせて「アップデート」し続けてきたのだ。
今回の尾花役も髪型、服装、そして、その強気で不良っぽいもの言いも、すべてが注目されること確実だ。第1話でも、少しも古くさくない、キムタクの今のかっこよさを感じた。これは役作りというレベルをすでに超えている。「かっこいい」のアイコン、キムタクであることを常に求められてきた、一流アイドル出身のカリスマだからこそできるアップデート能力なのだ。