自動運転車に必要なのは利己的・利他的な人間の思考だった(米研究) (2/5ページ)

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・自動運転車に人間心理を教え込む実験
そこで、アメリカ・マサチューセッツ工科大学とオランダ・デルフト工科大学の研究グループは、かなり限られた機能ではあるが自動運転車に心の理論、いわゆる人間心理を教え込み、右左折や合流などの判断をアシストしてみることにした。
『PNAS』に掲載された研究によると、この技術のベースとなっているのは「社会的価値志向性」というコンセプトであるらしい。つまりはドライバーの行動が利己的なものか、それとも周囲を考えた利他的なものであるかを人工知能の計算に組み込むのだ。
社会的価値志向性についてはいくつもの詳細な研究があるが、自動運転車は周囲のドライバーを対象に綿密な調査を行なっているヒマなどない。
そこで次のようにドライバーをざっくりと4つのタイプにわけて、判断の基準にされている。
利他主義ドライバー:周囲のドライバーの喜びを最大化しようとする
向社会的ドライバー:他のドライバー全員の利益になるような行動をとる。