自動運転車に必要なのは利己的・利他的な人間の思考だった(米研究) (3/5ページ)
流れに合わせて速度調整し、時には急加速することもある
個人主義ドライバー:自分の運転が快適であるかどうかだけに関心を払う
競争的ドライバー:他のドライバーよりも自分の方が優位で快適な運転をしているかどうかだけに関心を払う
・各ドライバーの運転傾向に応じて進路を予測
研究グループが開発したシステムは、周囲の車の位置から4種類それぞれのドライバーならどのように車を運転するのか予測する。
次に、予測された進路と周囲にいるドライバーの実際の進路を比較して、各ドライバーがどの種類の運転傾向を持つのか判別。これに基づいて、ドライバーそれぞれの進路を予測するのだ。
こうした考え方は、この分野でよく取り上げられるゲーム理論のものとは大きく異なるという。
ゲーム理論の場合、各プレーヤーは必ず自分の利得を最大化しようと試みることが前提となっている。もし利他主義的なプレーヤーがいたとすれば、それは利得を最大化する中でたまたまそうなっただけだ。
それとは対照的に、今回のシステムは、最初から利他主義的行動を念頭においてあり、さらにドライバーが単純な存在ではなく、状況が変化する中で運転傾向もまた変化するものであることを前提にしている。