「虚しい」という感情の正体 (2/4ページ)
☆(2)自分より充実している他人と比較したとき
たとえ自分の心が7割満たされていたとしても、まわりが8割満たされている人ばかりの場合、自分に足りないその1割が非常に虚しく思えてきます。
この場合の虚しさは劣等感や嫉妬感情に近いものになります。
☆(3)物事がうまくいかないとき
この場合の虚しさは、何度やってもうまくいかない、何をやっても目的にたどり着けない、など失敗が続くと生じます。
これを特に「学習的無力感」といい、この状態になるとすべてにおいて「何をしても無駄なのだ」といったやる気のなさから抑鬱状態につながることがあります。
☆(4)自分より優先するべきものを失ったとき
『空の巣症候群』という言葉を聞いたことはありますか? 子どもが進学や結婚などで家を出たあとに母親が感じる虚しい感情を、鳥の巣立ちと絡めて名付けられた言葉です。
自分よりも子どもや家庭を優先して頑張ってきた毎日から突然解放されてしまうと、個人としてどう生きたらよいのかわからなくなってしまうのです。
■この感情は何? 人間が「虚しい」と思う心理
人が「虚しい」と感じるときの心理とはどのようなものなのでしょうか? 考えてみたいと思います。
◇(1)寂しさ
たとえば同棲していた彼氏が家を出て行き、今まで2人で過ごしていた空間に自分しかいない。
こうした「今まで埋まっていたところが空になっている」というギャップは、孤独を浮き彫りにし、虚しさとともに寂しいという感情を混在させます。
◇(2)不安
前述した“空の巣症候群”などもその代表的なものですが、虚しさと同時に「これから自分はひとりで楽しみや生きがいを見つけて生きていくことができるだろうか」といった不安感がともないます。
◇(3)嫉妬・妬み
生まれながらの経済的格差、容姿、自分が何度やってもうまくいかないものをコネクションでうまくいかせた……。