「虚しい」という感情の正体 (3/4ページ)
こういった「結局最初から持っている人にはかなわない」という虚しさは嫉妬や妬みと同居します。
◇(4)喪失感
大切な人との死別や離別、ペットとのお別れといった「喪失」の感情は虚しさにもっとも近い感情といえるでしょう。
お通夜やお葬式のときに涙がまったく出ないということがあります。喪失感情というのは心が虚無になってしまった状態で、喜怒哀楽すらも出てこないのです。
■「人生が虚しい」と感じたときの対処法
自分の人生に対して虚しいと感じたとき、どうしたらいいのでしょうか。対処法を考えてみました。
◇(1)目標を立てる
資格を取得する、○○を半年以内に達成する、毎日△△する、など目標を立てましょう。
達成感を積み重ねることは心の空白を埋めることになります。
ただしその際、学習性無力感に襲われないように最初の目標は無茶をしないこと。徐々に目標値を上げていくようにしてください。
◇(2)自分を犠牲にしない
よく「自分を犠牲にしない」というと自己中と勘違いして抵抗感を覚える方がいますが、両者は全然違います。
自己中とは自分が楽しければまわりは関係ないという精神で、自己犠牲はまわりが楽しいのなら自分はどうでもいい、という精神です。
自分の心や身体を犠牲にして他者に尽くしたり迎合したりしても必ずその後に虚しさがやってきます。
自分自身に優しくなれると人にも優しくしようという心が自発的に生まれるのです。
◇(3)刹那的なもので紛らわさない
虚しさを感じたときに、刹那的な享楽で紛らわさないことが大事です。
たとえばお酒を大量に飲酒して酩酊する、一緒にいてくれるなら誰とでもかまわずベッドをともにする、など。
その場は虚無感が消えますが、ひとりになったときに数倍の虚しさとなって返ってきます。
紛らわすということは悪いことではありません。ただ、紛らわすのであれば持続性があるものにしましょう。