愛される「大人な女性」に学ぶ彼氏とのコミュニケーション術 (3/6ページ)
■ルールその1:ケンカの目的を伝えるケンカをしていると、だんだんと「相手を言い負かす」ことが目的になって、「好きだからこそ、ちゃんと問題を解決したい」という本来の目的を見失ってしまいがちです。
たとえば、彼が他の女性と必要以上に仲良くしている気がして、それが原因でケンカになったとき「他の女子と会わないで!」と「手段」の部分だけを伝えてしまうと、彼氏は「俺は浮気なんてしない」とか言い返してしまって余計なところに火が回ってしまいます。
そうなる前に、「私は心配性だから、ただの女友達でも、あんまりにも仲が良さそうだと心配しちゃうんだよね」という目的をハッキリと彼氏に伝えることで、「彼女が心配しないようにするために、どう折り合いをつければいいか」という生産的で方向性を見失わない「話合い」としてのケンカができるようになるはずです。
■ルールその2:必ず「ゆずりあう」ケンカをするのは、必ずふたりの意見や価値観が食い違っているときです。そのために「どっちが正しいか」「どっちの言い分を採用すべきか」といった裁判のような構図になりがち。
しかしこれでは、まさしく「相手を言い負かす」ことが目的になってしまって、よろしくない。
そもそも恋愛に絶対的な正解なんてあるわけがなくて、正解があるとすればそれは「カップルがふたりで話し合って決めたこと」だけなのです。
この正解に至るためには、ふたりの意見のどちらを採用するかじゃなく、ふたりで話し合い、ゆずりあいお互いの意見の中間が何かを考えることが大切なプロセスです。
「どっちも間違ってない」ことをまず意識して、自分の意見の正当性を押し付けることをやめる。そしてはじめから「ふたりともが納得できる落としどころはどこかを『ふたりで一緒に』考える」。
ケンカをこういうルールで進めようとするだけで、相手を否定したり非難したりするような発言がなくなり、そして仲直りをした後もお互いにわだかまりなく再スタートすることができるようになるはずです。