「祈り方の先生」が教える、神社の参拝作法と日本神話の密接な関係 (4/4ページ)
ただ、それを分かっていなかったので、全国の神社をまわっていました。迷っていたんでしょうね。
あと、いろいろな神社に参拝して、この神社はぜひ押さえてほしいという8つの神社をこの本の中で紹介しています。だから、迷っていたらその8つの神社に行ってみてほしいです。どの神社も私の好きな神社です。
――その後、会社経営をしながら國學院大學神道文化学部に入学し、神道を勉強しなおします。そこで神職の資格を取得されるわけですが、その後ご自身の中の生活の中で変化はありますか?北川:社員旅行なんかで九頭龍神社を団体参拝した際に、作法を率先して教えたりはしますね。みんなで二礼二拍手一礼をしっかりやりました。また、朝はご神前に向かって祈りを捧げているのですが、自分のことを見つめる時間になっていますね。
――『祈り方が9割』をどのような人に読んでほしいですか?北川:迷っている人、苦しんでいる人に読んでほしいです。また、神社本庁がおすすめしているフォーマルな作法を学びたい人にも。
もし、神社本庁がなければ、神社そのものが無くなっていた可能性もありました。これは終戦直後のことですけど、GHQが神道を廃止しようとしました。そこで神道を残したのが國學院大學、皇學館大學、そして神社本庁なんです。その歴史を抜きにして神社は語れません。
神社本庁は文献史料や考古学的な研究から本来の神道とは何かをずっと研究し続けています。その学問としての神道を一般向けに分かりやすく書いたのが本書です。この本で学んでいただけると嬉しいですね。
(了)