巨人軍・長嶋茂雄「永遠のミスタープロ野球」すごすぎ伝説•名言 (4/5ページ)

日刊大衆

 ただ、ミスターは立教大学時代に砂押(邦信)監督の猛練習に慣れていたから、水原さんに“こんな練習でいいんですか!”って食ってかかって。水原さんは “長嶋、出過ぎた真似するな”って怒ったようですけどね」(前出のデスク)

 ただ、ミスターは水原監督を慕い、その影響を強く受けているという。「ミスターがお洒落に英語と日本語のちゃんぽんで話すのは、水原さんの影響。水原さんはダンディで、英語をよく使う人でしたから」(前出の古参記者)

 “メークドラマ”“メークミラクル”“ミラクルアゲイン”……確かに、ミスターの会話では、英語がポンポン飛び出す。ただし、中には「?」がつくものも。「“THE”を“テヘ”と読んだことがあるのは有名な話です。メジャーリーグの視察に行った際に、“さすがお祭り好きのアメリカだ。球場の至る所にエキサイトって書いてあるよ”と言うから見たら、非常口の“EXIT”だったという話もあります」(前同)

■張本 勲が長嶋監督にビンタされて

 素顔はお茶目で、野球においては1ミリも妥協を許さないのが、ミスターの流儀。そのすさまじい集中力は、野村克也氏の十八番である「ささやき戦術」も、つけ入る隙がなかったという。

「あるときノムさんが、打席に入ったミスターに、“次はスライダー投げさすで”とささやいたんだとか。ノムさんは、スライダーではなくストレートのサインを出して投げさせたら、ミスターは快音を轟かせ、バックスクリーンにホームランを打ったんだとか。満面の笑みでダイヤモンドを一周してきたミスターがノムさんに、“本当にスライダー投げちゃダメだよ”と。ノムさん、頭を抱えたといいます(笑)」(同)

 思い込んだら命がけ。長嶋茂雄、恐るべしなのだ。「川上哲治監督が出すサインも、あまり見ていなかったようですね。そのことでコーチに怒られたときの啖呵が、また小気味いい。“僕は、巨人の4番ですよ。

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