CMを見てサプリメントを買うな!正しいサプリ選びのポイントは? (3/4ページ)
田村:薬であれば実際にどれだけ栄養素が入っているかをきちんと検証して、胃の中で溶けるかという溶解試験をして、ということをしますが、サプリメントは食品扱いになるのでそういったルールではないというのが一つ。
もちろん、サプリメントにもルールはあるのですが、ちゃんと運用されていないといいますか、野放し状態になってしまっています。
なぜ野放しになっているかは、どういう風にサプリメントが作られるのかを考えるとわかります。これまでサプリメントを作ったことがない会社の人が、「サプリメント市場が伸びているからうちも参入しよう」ということで、外注を受けてくれる工場に相談します。
その時によくあるのが「こういう成分を入れて、いくらくらいになるように作ってほしい」と「丸投げ」して、商品ができあがってきたらそのままそれを販売してしまうというケース。つまり、販売する企業の中に商品のクオリティをコントロールする人がいないことが多いんです。これではサプリメントメーカーというよりは、単なるサプリメントの「企画会社」です。
こういう会社はマーケティングには長けていますが、サプリメントの性能を担保することについてはほとんどノウハウがありません。これが今のサプリメントを取り巻く問題の原因の一つだと考えています。
――マーケティング戦略の一環なのでしょうが、テレビのCMやインターネットの広告などでサプリメントに関するものを目にしない日はありません。派手に効果効能をうたっているものも多いですが、なんとなく胡散臭い気もしてしまいます。田村:その感覚は大事だと思います。市販のサプリメントを選ぶのならば、実物のパッケージを見るべきです。強く申し上げたいのは、テレビCMや広告だけを見てサプリメントを買わない方がいいということ。騙されてしまう可能性が高いです。
インターネットで調べるのでも店舗に行くのでもいいのですが、パッケージに書かれている情報が全て見られる状況で買うということは徹底していただきたいですね。
――となると、多少は栄養の知識が必要になってきますね。田村:そうですね。ただあまり細かい栄養素の名前を覚えても意味がありません。