CMを見てサプリメントを買うな!正しいサプリ選びのポイントは? (1/4ページ)
何となく体調が悪かったり、体力の衰えを感じたり、風邪をひきやすくなったり。
こうしたちょっとした体調の変化を感じるとなんとなく不安になるもの。そんな折、インターネットやテレビを見ていると、健康増進を標ぼうするサプリメントの広告が目に飛び込んでくる。
思わず購入の手続きに入ってしまいそうなシチュエーションだが、ちょっと待ってほしい。その行動は本当に正しいのだろうか?
『サプリメントの正体』(三笠書房刊)は、有象無象のサプリメントが溢れかえる現状に警鐘を鳴らし、正しいサプリメントの知識を授ける一冊。今回は著者の田村忠司さんに、私たちが生活の中で抱くサプリメントについての疑問をぶつけてみた。
■まともな製品は半分もない? 業界内部から見たサプリメント業界の現状 ――『サプリメントの正体』についてお話をうかがえればと思います。まず田村さんがこの本を書いた動機について教えていただきたいです。田村:二つあります。今回の本は2013年に東洋経済新報社から出た同名の本に加筆・アップデートした文庫版なのですが、当時東洋経済さんの方がサプリメントへの問題意識を持っていて、誰かにこのテーマで本を書いて欲しいと考えておられたようなんです。
私は医療機関専用のサプリメントメーカーを経営するかたわら、あちこちでサプリメントについて講演をしているのですが、その講演の内容をネットにアップしている方がいて、それを東洋経済さんがご覧になって私のところにお話がきたといういきさつがあります。
もう一つは会社のクライアントである医師の方々からの要望もあったんです。先生方は患者さんが変なサプリメントを買って困っていたんですね。
――お医者さんはサプリメントについての指導はできないんですか?田村:いえ、できるのですが、患者さんの側が「医師にサプリメントの相談をしても『そんなものはやめなさい』と言われるに決まっている」と思い込んでいて、医師に言わずに自分で見つけてきたサプリメントを飲んでいるという実態があります。