なぜ日本ではクリスマスは恋人のイベントになったの? #もやもや解決ゼミ (2/4ページ)

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例えば、サンタクロースは、もともとキリスト教の聖人セントニコラスが由来ですが、大きな体、赤い服に白いひげ、陽気で楽しいサンタクロースのイメージは、コカ・コーラの宣伝ポスターから生まれたといわれています。ことほどさように、現代のクリスマスには商業主義が色濃く反映されているのです。

しかし、クリスマスが今でも大切なイベントであり続けているのも事実です。アメリカでは多くの場合、11月に行われる感謝祭(サンクスギビングデー)やクリスマスは家族そろって祝う行事で、まさに「家族再会の集い(Family Reunion:ファミリー・リユニオン)」なのです。

日本でクリスマスが恋人と過ごすイベントとなっているのはなぜ?

クリスマスが本格的に日本に入ってきたのは、西洋文化が移入された明治時代以降のことです。その頃にはあくまでもキリスト教のイベントでしたが、一般に認知され、広がった際には「宗教色がすっぽりと抜け落ちて」しまいました。

キリスト教の信者がそれほど多くならなかったため、文化的な形だけが定着したのです。ここに日本のクリスマスの特徴があり、これは現代まで続いていますね。

大正、昭和の初期にはクリスマスは男性が楽しむものという風潮がありました。ダンスホールや盛り場のキャバレーで、クリスマスのイベントが行われたりしました。お父さんが外で飲んで帰ってくるという日で、お母さんは子供と家にいるという時代があったのです。

戦後、核家族化が進む中で、クリスマスは徐々に家族のイベントになっていきます。お父さんが子供にプレゼントを買って帰る日という認識が定着します。

その後、女性の社会進出が進むと、1980年代には「恋人と過ごす日」というイメージが強くなります。バブルの時代には、テレビ・雑誌など各種メディアでそのようなイメージを植え付ける宣伝、記事がたくさんありました。

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