安倍内閣がお墨付き反社会的勢力の猛反撃が始まる! (1/3ページ)
1991年に施行された暴力団対策法によってヤクザが衰退を始めると、暴力団という従来の組織には属さず暴力行為や詐欺、強盗などを繰り返す不良グループが一気に台頭してきた。
2007年、治安の悪化を恐れた政府は、こうした不良グループやヤクザなどを“反社会的勢力”と定義。「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人」を、社会全体で排除しなければならないとの指針を示し、民間企業などにも関係の断絶を強く求めてきた。
ところが、安倍首相が主催する「桜を見る会」に反社会的勢力が紛れ込んでいたことが問題化。野党から「反社の定義」についての質問主意書が出されるやいなや、答弁書に「(反社は)形態が多様であり、時々の社会情勢に応じて変化しうるから、あらかじめ限定的、統一的に定義することは困難」と記載。閣議決定されてしまったのである。
「定義ができないということは、UFOやオバケと同じ扱いになる。実態のない人物や集団は、排除ができなくなることを意味します。指定暴力団の組員は言い逃れができませんが、盃を持たない半グレたちや特殊詐欺を繰り返す不良グループが活気づくのは間違いないでしょう」(社会部記者)
なぜ、こんなことになってしまったのか。
「反社が『桜を見る会』で得意げに撮った写真が出回ったのですが、そこに写っている人物がまずかった。かつて関西で地下格闘技団体を主催していたX氏です。東の関東連合、西のXグループと言われたほどの半グレの大物です」(裏社会に詳しいジャーナリスト)
X氏は現在、沖縄に移住し、そこでもあらゆる問題を引き起こしているという。
「政府や警察当局が排除に躍起になってきた象徴的な存在です。そんな人物が首相主催の税金を使った行事に招待されていたわけです。政府は、招待者のリストは廃棄したと言っていますが、そんなはずはない。リストでX氏の名前を確認し、写真も出回ったため、言い逃れが難しいと判断。それなら“反社の定義は困難”ということにしてしまえ、となった。これは後々、市民の安全を脅かす重大な問題になりますよ」(同)
★過剰な排除政策の“犠牲者”
捜査関係者が嘆く。
「半グレや元組員のようなグレーゾーンは法的根拠が乏しい。