独立系アドバイザーが提言!50代から始める資産運用で「債券」に注目すべき理由とは? (2/4ページ)
個人の状況やライフプランによっても変わってきますが、私たちは20代から40代の現役世代を「資産形成期」と考えています。この世代は基本的にまとまった資産がないため、自ら働いてお金を稼ぎつつ、将来のライフイベントや老後を見据えて資産を増やす投資が主流となります。働きながら資産運用をするので、ある程度の上がり下がりがありつつも、将来を見据えてお金を増やすことが大事です。
ただ、50代後半以降のシニアと呼ばれる世代の方々――「資産運用期」にいらっしゃる方々は、基本的に年金だけでは生活が難しいため貯蓄を切り崩すことになります。そういう生活の中で資産運用をすることになるので、運用で大きく失敗したときに取り返しが効かなくなるリスクがあるんですね。
――だから、「減らさない」投資術なんですね。
西崎:そうです。
――本書にはシニアの方々の投資事例集もありますが、ここに出てくる方々は5000万円以上の資産を保有している方です。シニア投資は、ある程度資産を保有している方向けの投資術になるのでしょうか?
西崎:お金が手元にない方は運用というよりも、働く期間を延長して収入を得ることや生活水準の改善が重要になります。投資というのは身銭を擲ってするものではなく、余裕資金の中で無理せずにすべきです。特にシニア世代は今後収入が増える事が考えづらいため、いざという時のために現金を用意しておく必要もあります。そうなると、ある程度お金に余裕のある人が対象にはなりますね。
額で言えば、2000万円は保有資産があったほうがいいと思いますね。そのくらいあれば余裕をもって資産運用ができるはずです。
――投資といえば「株」や「FX」などがよく聞きますが、シニア投資においては「債券」に注目すべきと書かれています。それはなぜでしょうか。
西崎:基本的に資産を増やす目的で運用するならば「株」です。ただ、先ほども申し上げたように、大きく儲かる可能性もある分、減るリスクもあるわけですね。そうしたリスクを抑える運用としてあがるのが「債券」です。