独立系アドバイザーが提言!50代から始める資産運用で「債券」に注目すべき理由とは? (3/4ページ)
――債券という存在は聞いたことがありますが、投資の話題の中にはあまり出てきませんよね。
西崎:そうだと思います。日本証券業協会のデータを見ても、現在債券を保有している個人投資家は全体の13%程度です。
債券は、国や企業などが投資家から資金を借り入れる際に発行する証書のことです。つまり、国や企業にお金を貸し出すということなんです。だから満期がくれば満額返してもらえますし、貸している間は利子がつきます。
もちろん、金利や満期などの約束事をしっかり確認して選ぶ必要がありますが、株と比べたら安定性が高く、満期までは何もする必要がなく、保有中のコストもかかりません。
――なるほど。ただ、株よりもリターンが少ないことが多い。
西崎:株で儲かった場合と比較すると、ですね。値動きの幅が少ないので、安定運用をしたいときは債券というのが世界共通の考え方といえます。実際に運用となると、日本円では金利がほとんど付かないので、米ドル建ての債券が対象となります。その場合、現在は年間で3%ほどの利息が期待できるイメージですね。例えば100万円運用して年間で3万円ですから、そこまでリターンは大きくないですよね。もちろん為替の値動きも考えておく必要があります。
――債券は一度購入したら満期まで現金化できないんですか?
西崎:途中で現金化することもできます。でも、満期まで置いておくというのが、債券投資の基本です。
――債券の選び方でポイントがありましたら、教えてください。
西崎:本書にもチェックポイントをいくつか書かせていただきましたが、その一つとしては、どの通貨で債券を購入するか気を付けたほうがいいでしょう。
日本円でしたらもちろん為替の値動きはありません。米ドルは比較的一定の幅で動いて安定していますが、年間で±5%程度は動くことは考えられます。株式だと日経平均株価でも年間で±20%程度は普通に動きますので、比較すると値動きが少ないことがわかると思います。