縁起モノへの執着すごい(笑)縁起を担ぎまくる江戸っ子たちが楽しんだ「新年の迎え方」を紹介 (3/6ページ)
一、福茶を飲んで、心身ともに元気いっぱい!
福茶(ふくちゃ)とは、梅干しと塩昆布を湯(先ほどの若水を沸かす)で溶いたもので、これを飲むと一年間心身壮健でいられると言われています。
「梅干しや塩昆布なんて、日ごろ用意してないよ」という方は、とりあえず(若水はともかく)梅昆布茶で代用が利くでしょう(元々、気の持ちようです)。
ちなみに、江戸っ子の新年ノルマは「若水を汲むこと」「初日の出を拝むこと」で、あとは元日じゅう寝ていてもよいとされていました。
あと、せっかく飲むなら定番のお屠蘇(とそ)も忘れずに。
一、正月三が日、妻に楽をさせる!妻のいる家では、正月の三が日になるべく楽をさせてあげることで、妻があくせくしなくてすむ家になる=「家が繁栄する」と考えられました。
日ごろあれこれと家を支えてくれているからこそ、夫は外で存分に仕事ができる。そんな感謝を込めながら、なるべく楽をさせてあげましょう。
夫だって、外の仕事で疲れているのに……そんな野暮は言いっこなし(妻だって解ってくれているはず)です。