縁起モノへの執着すごい(笑)縁起を担ぎまくる江戸っ子たちが楽しんだ「新年の迎え方」を紹介 (5/6ページ)
刷り物も売られていましたが、自分で描くのも味わい深いもの。下の「貝」を帆のように大きく曲げて、上の部分はなるべくコンパクトに描くと。より宝船感がアップ。
「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな」
(長き夜の とおの眠りの 皆目覚め 波乗り船の 音の良き哉)
よく見ると、上から読んでも下から読んでも同じになっている上、しっかりと縁起を担いでいます。
寶をひっくり返した宝船の絵と言い、こういうのを考えつく江戸っ子の柔軟な発想には驚かされます。
終わりに以上、江戸っ子たちによる「新年の迎え方」を紹介させて頂きましたが、どれも簡単にできるものばかり。
令和二年も、柔軟な発想であまりお金をかけず、それでいてユーモアを忘れずに生きていきたいものです。