今、静かに広がっている? 日常で「着物」を着こなすことの魅力とは (1/3ページ)
年始の初詣や成人式、そして卒業式など、これからの時期、街中で晴れ着姿の女性を見かけることが増えるだろう。
華やかに晴れの日を彩る着物だが、その一方で「着付けが大変」「購入すると高い」「日常では着られない」といった声も多い。しかし今、静かに「着物ブーム」が到来しているようで、日常生活の中でも着物を見かけることができるようになるかもしれない――そう語るのは㈱ユーキャン学び出版部の編集者・大塚雅子さんだ。
「なんとなく、じわじわ人気が出ているのかなって。先日久しぶりに着物の帯をオークションサイトで落札したのですが、以前に比べて気持ち値段が上がっているように感じました。以前はもっと落札しやすかったのですが、最近はライバルが増えてきた感があります」
大塚さんは2年前に着物にめざめ、休日は着物で生活している。昨年3月には着物初心者の指南書である『お着物一年生』(山口さくら著、福服協力、ユーキャン刊)の編集を担当した。
そんな大塚さんに冒頭であげたいくつかの疑問を聞いてみた。
まずは、「着物は高い」というイメージからだ。デパートの中にある呉服店などで見ると、2桁万円から高いものでは3桁万円するものも。とても手を出せるものではないと考えてしまう。しかし、大塚さんの答えは意外なものだった。
「だいたい3000円から購入できます」
なんと3000円! ファストファッションにも引けを取らない額だ。どういうカラクリなのだろうか?
「実は骨董市や、デパート催事の着物市、あとはネットフリマやオークションサイトなどに、格安で出品されているんです。だいたい3000円から5000円くらいが相場ですが、新品だったら3桁万円?の総刺繍のすごくきれいな着物でも、オークションサイトでは2万円を超えることはめったにないです」
3桁万円が、中古とはいえ2万円にしかならないんですか?
「安い理由には、需要の問題があると思います。