「おこしやす」彼女は芸者?それとも芸子?あるいは芸妓?それぞれの違い (1/3ページ)

Japaaan

「おこしやす」彼女は芸者?それとも芸子?あるいは芸妓?それぞれの違い

「オー!ゲイシャ!ニンジャ!ハラキリ!」

今どきこんなステレオタイプなセリフではしゃぐ外人さんがいるのかは存じませんが、外人さんが「日本と聞いて連想するもの」のトップクラスにランクインするであろう「芸者(げいしゃ)」

かつてはどこの花街にもいて宴席に歌舞音曲の華を添えていたそうですが、今では京都以外の場所ではなかなかお目にかかれなくなっているようです(筆者もじかに拝んだことはありません)。

ところで、この「芸者」と似た言葉に「芸子(げいこ)」や「芸妓(げいぎ)」なんていうのも耳にしますが、これらにはどんな違いがあるのでしょうか。

芸者(げいしゃ)

歌川国貞「風柳月三夕」明治二1869年

これは文字通り「芸能を生業とする者」を意味しており、武芸者などとも呼ばれたように特定の芸能にとらわれずに用いられていました。現代でいうところの「職人」みたいなイメージでしょうか。

そして意外なことに、芸能方面の職業は女性よりもむしろ男性の役目とされ、もともと芸者と言えば、男性を指すことが多かったようです。

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