「春の選抜」出場校予想(終)候補9校から絞られる「21世紀枠」3校は? (1/2ページ)

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「春の選抜」出場校予想(終)候補9校から絞られる「21世紀枠」3校は?

 1月24日に開催される春の選抜高校野球の出場校選考会。昨年の秋季大会の成績をもとに決定する出場枠のほかに、特別に出場することが認められるのが「21世紀枠」だ。

 この21世紀枠、部員不足や練習環境の不備などの困難を克服したチームや文武両道で他校の模範となるチーム、ボランティアなどでその地域に貢献したチームなど、野球以外の要素を選考条件に加えた特別枠のことである。さらに、原則秋季都道府県大会で16強以上(加盟129校以上は32強以上)の成績を収めていることも条件で、今回は

北海道=帯広農、東北=磐城、関東=宇都宮、北信越=敦賀、東海=近大高専、近畿=伊香、中国=平田、四国・城東、九州=本部の9校が候補に選ばれた。

 この中から、北海道から東海までの東日本で1校、近畿から九州までの西日本で1校、そして地域に関係なく1校選出されることになっている。

 まずは東日本。各校の主な推薦理由は、帯広農が「北海道十勝地域の農業の担い手を育成」。磐城が「東北大会開催中に台風19号で被災したにも関わらず、2勝を挙げ、ベスト8の成績を残した」。宇都宮が「部員わずか19人で秋の県大会ベスト8進出」。敦賀が「手作りの狭いグラウンドで練習を工夫し、北信越大会8強入り」。そして近大高専が「近年戦力が安定し、秋の東海大会にまで出場」。この中では帯広農は昨年の朝ドラ「なつぞら」(NHK)の舞台だった地域という話題性があり、近大高専は“高専初の甲子園出場”という期待がかかっている点で注目されている。

 だが、大本命は磐城だ。なんといっても同校は1896年開校と県内きっての歴史を誇る名門校であり、さらに71年夏の甲子園では“小さな大投手”と呼ばれた右腕・田村隆寿の活躍で準優勝を果たしている。今回選出されれば“古豪復活”という話題性があるのだ。また、地元・いわき市は台風の被害に見舞われたが、地域のために貢献した点も併せてアピールポイントは多く、東日本からはこの磐城が選出されると見ている。 

 次に西日本。各校の主な推薦理由は伊香が「豪雪地帯にあるため、冬季は除雪などで地域に貢献。また、地域住民で作る“体育後援会”との積極的な交流が評価された」。

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