本当にみんな平等だったの?縄文時代が決してユートピアではなかったシンプルな理由 (1/3ページ)

Japaaan

本当にみんな平等だったの?縄文時代が決してユートピアではなかったシンプルな理由

学校の日本史で縄文時代の授業を受けたとき、皆さんはどんなイメージを持ったでしょうか。

「縄の文様をつけた土器や、炎のような土器が流行った(多く出土した)」

「食糧は狩猟や採集によって調達、自然と共生していた」

そんな中、先生から特に強調されたであろう「身分や貧富の差がない、平等な社会だった」というイメージ。

稲作が伝わるまでは、みんな平等な社会だった?

やがて稲作が伝わって弥生時代に入ると、人々に財産を蓄える概念が生まれ、そこから貧富や身分の差が生まれていった……そんな歴史ストーリーを組み立てる上で、古き良き「ユートピア(理想郷)」として語られがちな縄文時代。

しかし、本当にそうだったのでしょうか。今回はそれを検証していきたいと思います。

身分制度がなかった?シンプルでシビアな理由

まず、縄文ユートピアの裏付けとしてよく語られるのが「狩猟はみんなが力を合わせないと出来ないから、身分や獲物の分け前=貧富に差がなく平等だった」という説。

確かにクマやイノシシ、あるいはオオツノジカやナウマンゾウといった猛獣を一人で狩るのは難しく、多くの者が力を合わせたであろうことは想像に難くありません。

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