仏教的に不倫がどのように取り扱われているかざっと調べてみた (2/2ページ)

心に残る家族葬

「妻以外の女性に手を出した者」は「無彼岸受苦処(むひがんじゅくしょ)」に落とされ、そこで火責め、刀責め、熱灰責め、病苦による責めなど、次から次へと責め苦を科される。さらにその刑期も106兆5800億年と途方もない長さだ。生前の悔悟や遺族の弔いにより刑期が縮まることもあるそうだが、それでも想像を絶する苦痛を味わうことになるだろう。


■地獄という概念が誕生した時期とその目的

日本人の頭の中に地獄と言う観念を植え付けたものは、江戸時代に描かれた「地獄変」とよばれる、地獄の世界を極採色によって詳細にあらわした絵画であった。そして、これらの絵画の典拠とされたものが、平安時代の天台宗の僧侶であった源信によって書かれた『往生要集』という書物である。この書物は名前の通り「極楽浄土に往生するための方法のなかで重要なこと」を集めたものだ。
何故、そこに地獄の存在が恐ろしく、そして詳しく述べられているのか。それは読んでいる人に恐怖心を呼び起こさせ、なんとかしてでも極楽浄土に行かせてあげたいと願ったからであろう。

■生きるも死ぬも地獄だらけの不倫

不倫は地獄だ。家族関係も友人関係も壊れ、様々な形での賠償が科される。そして死んだ後も本当の地獄にて凄まじい苦しみを味わうことになる。

時折「不倫は男の本能」などと言われることもあるが、人間は強い理性を持つ生き物だ。不倫に限らず、普通なら制御できる欲をしっかりと制御して、自分も他人も苦しめないよう生きることが理想だろう。

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