恋はあせらず!ときに相手の心のスピードに合わせる「余裕」が大事
こんにちは。ライターの鶴山あずさです。今回は、17歳の女性からのお悩みにお答えしましょう。
「この前の金曜日の昼休みに好きな人を誰もいない階段に直接呼び出して、告白したんですが、『好きな人が今いないから』と振られました。その彼とは高校1年の春から仲が良く友達歴はかれこれ2年は経ってます。彼は彼女が居たこともなく、顔は結構かっこいいんですが、私はクラスも離れて、部活も違います。彼が関わっているであろうクラスの女子、部活の女子も含めて、その中でも特に仲良いよねと周りからはよく言われます。それで期待して告白したら振られたんですが、もう脈はないのか不安です。今まで通り友達でいようって私が言ったらその日からは普通に挨拶もするようになりました。やはり最初の彼女は重要って考えているのか、もう私を恋愛対象としてみてないのか・・・どうすれば振り向いてくれるんでしょう・・・。」
うーん・・・・・・歯がゆい反応ですね。でも、まだ振られたと決めつけるのは早いと思います。今のあなたは彼にとっては特別な存在のようですから、今の彼との関係を大切にしましょう。焦っては今の関係さえも失ってしまいます。
彼との関係を進展させたいなら、あなたの存在が、彼の心の中で“友達”から“恋人”に変わるまで少し時間がかかることを覚悟しましょう。信じて待つことから始まる恋もあるのです。彼の気持ちを分析してみましょう。
彼は、恋なんて関係ない日々を送っていたのでしょう。そんな中、相談者さんの突然の告白に、きっと彼は驚き、動揺したと思いますよ。彼にとっては「今好きな人がいないから」というのが精一杯だったのではないかと思います。
■男性と女性の心の成長速度は違う→男性の方が遅い男子の心の成長は、女子の心の成長に比べて遅いのです。高校生でも、「恋なんて考えたこともない」「女はめんどう」と考える男子は少なくありません。彼らは恋に憧れつつも、部活や勉強に忙しくて、それどころではないのかもしれません。
相談者さんがどのように告白したのかは分かりませんが、彼は、「女子と恋をする」心の状態になかったので、正直に自分の状態が口を出たのではないでしょうか?
周囲も認めるほど「仲良し」であるなら、彼の生活の中で、相談者さんはとても近い人なのだと思います。
彼は無意識のうちに相談者さんのことが頭に浮かび、クラスも部活も違うのに、わざわざ会いに来ているのです。付き合っているとまではいかなくても、恋人未満の特別な関係でしょう。
現在のその“特別な関係”を大切にしましょう。彼も相談者さんとの今の仲の良い関係を大切に思っているからこそ、相談者さんが告白した後も今までと同じ状態でいるのです。
本来告白とは、「その他大勢の関係から特別な関係にしてください」ということです。それなら、相談者さんと彼は、既に特別の関係です。彼にとって今の関係が一番心地良いのでしょう。まだ高校生ですから、今の関係でもよいのではないでしょうか?
まず友達として、2人でどこかに出かけるチャンスを作ってみましょう。2人でいることを当たり前にしてしまうのです。彼が、「相談者さんとの関係を進展させたい!」と思うようになるまで待てるほど、彼のことを好きかどうか自分の気持ちを試すきっかけにもなるでしょう。
いったん友達になってしまうと、相手が大切な存在であればある程、友達から「付き合っている」関係に進展するのは難しいものです。
でも、再来年の春には卒業ですよね。いつも一緒にいた存在が遠くに行ってしまうのかもしれない時期が来るのです。そのとき彼がどうするのかを待ってみてはいかがでしょう。相談者さんと離れたくないなら、彼の方から告白してくれるかもしれません。
ちなみに筆者は、妹のような存在の片思いのまま高校の先輩を想い続け、3年も先輩と後輩の関係のまま、先輩を追いかけて同じ大学に進み、大学で先輩とお付き合いが始まって、卒業後に結婚しましたよ。もちろん先輩からの告白です!
(鶴山あずさ/ライター)
(ハウコレ編集部)