交尾した後、メスの幼虫のみを殺す、遺伝子組み換えした蛾のオスが開発される(アメリカ) (2/3ページ)

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 したがって、遺伝子組み換え(GM)オスがメスと交尾をして子孫を残したとしても、幼虫がメスならば死に絶えてしまう。

 だが、幼虫がオスなら生き残る。そして、やがては成長し、このキラー遺伝子を広めるべくメスを求めて飛び回るのである。

 なお自然のものではない遺伝子が自然環境に拡散してしまわないか不安になるかもしれない。しかしGM蛾の子孫の半分は死んでしまうので、最終的にキラー遺伝子は数世代のうちに消え去ることになる。

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Ian_Redding/iStock

・屋外実験で野生のオスと競合できることを確認

 このGM蛾を使った初の野外実験が『Frontiers in Bioengineering and Biotechnology』(1月29日付)に掲載されている。

 実験は米コーネル大学の研究グループが2017年8~9月にニューヨークで行ったもので、6ヶ所で1000~2500匹のGMオスを自然の中に放出。長期的には害虫抑制法として有効で、かつ持続可能な手段であると結論づけられた。

 実験室内で観察されたのと同様、GM蛾のオスは自然環境でも普通のオスと競合して、メスを獲得する力があったことのほか、キラー遺伝子はどの実験地でも検出されず、予測どおり、自然には長く残留しないことも確認されたとのこと。

 オキシテック社は蛾や蚊だけでなく、ツマジロクサヨトウといった他の害虫に値しても同様の技術を応用する予定だそうだ。

追記(2020/02/05)本文とタイトルを一部修正して再送します。
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