新型肺炎のデマで混乱…。日本における過去の有事で流れた「とんでもないデマ」 (3/4ページ)

Japaaan

この時フランスの科学者によって「ハレー彗星が地球に衝突する可能性」が説かれたことから

・彗星の尾に含まれる猛毒のシアン化合物によって地球上の生物が死滅する
・地球上の空気が5分間なくなる
・彗星の最接近時に5分間息を止めていられれば助かる

などのデマが広がりました。

中には水を張った桶に顔をつけて「息を止める訓練」をする人や、地球上から空気がなくなった時の空気備蓄のために自転車のタイヤのチューブを買い占める人まで現れました。

ハレー彗星に関するデマのエピソードは、『ドラえもん(藤子・F・不二雄)』のてんとう虫コミックス第33巻に収録された『ハリーのしっぽ』にも登場しています。

オイルショックでなぜか「紙が消えた!」

1973(昭和48)年のオイルショックの時には、トイレットペーパーをはじめとする「紙類が消える」事件が起こりました。

事の発端は、この年に第四次中東戦争の影響により中東の石油輸出機構(OPEC)加盟国から「原油の価格を引き上げる」という発表が出されたことでした。

これを受けた当時の中曽根康弘通産大臣は「紙を節約しよう」と呼びかけました。紙製品の製造にも原油は欠かせないためです。

ところがこれにより「紙がなくなる!」という噂がまことしやかに流れ始めました。

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