これが世界のレジェンド。超急斜面に挑んだエクストリームスキープレーヤー、ダグ・クームスの物語 (4/6ページ)

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 未開拓の急斜面を次々と滑降したクームスが、自身をプッシュし続けた根底には、スキーをこよなく愛するというシンプルな気持ちがあったからだ。加えて、自然に対して巧みに対応するスキルが備わっていたと、クームスを知る者は話している。

キャンプで彼と話していたら、「最近暫くスキーをしていないから、腕が落ちている気がするんだ」と言ってきたので、「どのぐらいご無沙汰なんだい?」と尋ねたら「5日間」と彼が言ったんだ。その後、みんなで「たったの5日間!」と大笑いしたことがありました。彼は、心の底からスキーを愛していたのです。

 1991年と1993年に、エクストリームスキー世界選手権でチャンピオンになったクームスは、1992年にスキープレーヤーの女性と結婚。1993年、ワイオミング州にDoug Coombs Steep Skiing Camps Worldwideというキャンプ施設を開設し、世界中のスキーヤーたちの指導にあたっていたという。

 やがて1997年には、そのビジネスをアメリカからヨーロッパへ移したクームス。しかし、キャンプ中だったフランスで、彼は命を落とすことになった。
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