さらばノムさん!野村克也氏「長嶋&王と球界への遺言」 (2/3ページ)

日刊大衆

「ノムさんが監督になると聞いて、“阪神が良くなるんじゃないか”と、すごくワクワクしたのを覚えています。実際、『野村の考え』によって、僕の野球に対する考え方はガラッと変わりました。2003年に阪神は優勝しましたが、その種を蒔いたのは間違いなくノムさんです」

 江本氏も「いい思いをさせてもらいましたよ」と、現役当時を語る。「僕が長く野球を続けることとができたのは、野村監督のおかげ。プレーオフや日本シリーズといった大舞台に立たせてて、感謝しています」(江本氏)

■野村さんの代名詞、“ボヤキ”

 選手や監督としての功績もさることながら、野村さんの代名詞と言えば、やはり“ボヤキ”。『週刊大衆』でも連載やインタビューで、歯に衣着せぬ野球批評を、たびたび語ってくれた。

 特に、野村さんの野球人生を語るうえで絶対に欠かせない存在、長嶋茂雄氏と王貞治氏に関しては、実にたくさんの言葉を『週刊大衆』に残している。その一部を紹介していこう。

 巨人V9時代の中心選手であり、球界が誇る大スター“ON”。そんな2人に、野村さんは並々ならぬライバル心を燃やした。

〈プロ野球界にいろいろと貢献したはずなのに、2人がいたから、誰も俺の名前を挙げてくれない。人気商売なのに、人気のない人生だった〉と、不遇をボヤく一方、〈“あいつらに絶対に負けてたまるか!”と、絶えずONに対抗心を抱き、努力を怠らなかったからこそ、選手としてやっていけたのだと思う〉と、ONあってこその自分だったことを認めている。

 同学年である長嶋氏とは、現役時代のみならず、監督としてもしのぎを削った。

「1993年にミスターが巨人監督に復帰すると、ヤクルトを率いていたノムさんは徹底口撃。“長嶋カンピュータ”と、挑発を繰り返しました。

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