絶体絶命!賊徒に襲撃された清少納言が裸体をさらけ出し…どうなった?【後編】 (3/4ページ)
(どうじゃ!これならば、わぬしらも、わたくしが女性であると判ろうが!)
【原文】(前略)依似法師欲殺之間、為尼之由云エントテ忽出開云云、
【意訳】(清少納言が)法師=男性に似ていたので殺されかけた時、尼=女性であると言い得なかった(どうしても信じてもらえなかった)ので、とうとう開(つび。女性器の別称)を見せたそうな……。
※忽(たちま)ちとありますが、これは「すぐに」の意ではなく「急いで(切羽詰まって)」と解釈。ちょっと疑われたからすぐに出してしまうよりも、追い詰められた末に急いで(仕方なく)出したものと見るのが自然でしょう。
「「「あなやっ!(うゎ、こいつ本当に女性だったのか!)」」」
もはや完全に開き直った老女の裸体を見せつけられた賊徒らは、蜘蛛の子を散らすように逃げ去って行ったそうですが、よほどのトラウマが刻み込まれたことでしょう。
ともあれ命拾いした清少納言ですが、庇護者であった兄を喪ったため、再び糊口をしのぐ貧苦の托鉢に出たのでした。