絶体絶命!賊徒に襲撃された清少納言が裸体をさらけ出し…どうなった?【後編】 (4/4ページ)
エピローグ
……こんなエピソードが鎌倉時代の説話集『古事談(こじだん)』に残されていますが、その真偽は定かではなく、むしろ
「才能をひけらかした女性は、惨めで不幸な末路をたどるものだ、むしろそうあるべきだ、そうであって欲しい」
と言ったゴシップ的な願望の産物と言えるかも知れません。
今も昔も、有名になればそれだけ嫉妬を買うことも多く、こうした根も葉もないエピソードを創作されてしまうのも、一種の有名税と言えるでしょう。
結果として、陰で妬んでいた者たちは時代の泡沫(うたかた)と消え去った一方、どれだけ妬まれようと才能を発揮し続けた清少納言は、千年の時を越えてその作品が愛され続けています。
【完】
※参考文献:
佐竹昭広ほか編『新日本古典文学大系41 古事談 続古事談』岩波書店、2005年11月18日
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