「職場いじめ」というパワハラ撲滅法 (3/3ページ)

マイナビウーマン

◇ひとりでもできる解決法

☆1.エビデンス集めと記録

いじめの事実や証拠になるものを集める、いじめの事実を詳細に日記に記録する……など、いざという時のための証拠集めを粛々とすることです。

自分だけで実施することができる上に、法的根拠をそろえることができるため、ほかの手段に出る場合にも有効です。

☆2.人事窓口への相談

パワハラ・セクハラなどの相談窓口を会社側でも用意している場合があります。

会社によっては、窓口への相談がより悪い事態を引き起こすことがあるため慎重になる必要はありますが、専門の機関を活用することで、自分ひとりでも解決に向けて行動はできます。

☆3.転職して離れる

自分ひとりでできて最も効果があるのが転職です。嫌いな人やいじめる人がいる職場と物理的におさらばしましょう。

自分ひとりでできる中で、前向きかつ100%効果的に「いじめる人間と離れることができる」という点では最も効率的な方法といえます。

◇職場の人に協力してもらう解決法

ベーシックな形としては、上司へのエスカレーションがあります。

自分ひとりで解決が難しく、かつ「いじめ」という職場で発生する不協和音で業務的にも影響が出ている状況ですから、上司に訴えるのは自然なことです。

できるだけ、事実ベースで語り、時系列で起こったことやエビデンスをそろえて望むのがいいでしょう。「つらい」という自分の気持ちを訴える場になってしまうと、「もう少し頑張って」などと根本的な解決にならない、気持ちのケアに終始する可能性があるのでご注意を。

また、上司が適切に対応してくれない場合は、労働組合や労働基準監督署、法テラスなど専門機関でどう対処するべきかの知見を深め、会社に対する適切な措置を求めていく必要があります。

いじめではなくハラスメントである意識を持って

「職場のいじめ」というと、双方に原因があるように聞こえ、かつ問題が矮小化されがちです。しかし、いじめとして挙げられる行動は、冒頭でも触れたようにれっきとした「ハラスメント」です。

学校でのいじめと同じく、職場のいじめも「いじめられるほうにも原因がある」などと考えずに、「いじめ」という言葉に逃げ込んだ嫌がらせであるということをまず認めましょう。

その上で、自分にとって職場がどうなることが好ましいのか、もしくは離れる先があれば離れたいのか、その手段があるのかなどを多角的に探りましょう。

(ぱぴこ)

※画像はイメージです

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