バッタの襲来に備えて、中国が10万羽の「アヒル軍」をパキスタンに派遣するというニュースは本当なのか?(中国) (3/4ページ)

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 中国当局では、過去の例もあることから、バッタは中国の食糧安全保障に対する脅威とみている。そのため、隣接するパキスタンからの侵入を防ぐことが何より重要としているのだ。

 そこで、浙江省にある農業科学学院の主任研究員Lu Lizhi氏が、10万羽の水鳥(アヒル)軍が前線(パキスタン)へ派遣される予定であることを発表したと伝えられた。

 Lu氏は、このように述べている。

アヒルは、「生物兵器」となります。というのも、1羽のアヒルは1日に200匹のバッタを食べるからです。

ニワトリはアヒルと比べても1日あたり70匹ほどしか食べません。アヒルは集団行動が好きなのでニワトリよりも管理しやすく、農薬よりも効果的なのです。

 Lu氏いわく、このプロジェクトは中国の専門家らがパキスタンに派遣され、状況を精査したうえで、蝗害に対する大流行を阻止するために執り行われることになるという。


・実際にはアヒル軍の派遣はないとする専門家

 しかし、アヒル軍のパキスタンへの派遣はありえないという。駆除専門家チームの一員で中国農業大学の教授であるチャン・ロング氏は、「水が必要なアヒルにとって、パキスタンの砂漠地帯は非常に気温が高く、活躍することができない」と語る。バッタの駆除には化学農薬または生物農薬の使用を勧めているという。

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kimloannguyeningrass/pixabay

 また、中国では、過去に大天災と呼ばれた蝗害を引き起こしたバッタは、今回のものとは異種と発表している。
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