小型ビッグバンとビッグクランチを駆使して光速を超える!? 実現可能なワープ航法が科学者たちの間で話題に (1/4ページ)

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小型ビッグバンとビッグクランチを駆使して光速を超える!? 実現可能なワープ航法が科学者たちの間で話題に
小型ビッグバンとビッグクランチを駆使して光速を超える!? 実現可能なワープ航法が科学者たちの間で話題に

jijake1977 from Pixabay /iStock

 相対性理論的宇宙の中では、一番近い星ですら遥か彼方にあり、そのくせ我々は光速を超えることができない。

 だからこそ、SF小説の作家たちはストーリーを面白くするために、光よりも速く移動する方法を考案する必要があった――それがワープ航法だ。

 話のギミックとしてしか存在していなかった夢の航法であるが、最近、科学者たちの間では、もしかしたら実現できるかもしれないワープ航法理論が話題となっているようだ。
・相対性の法則を破ることなく光速を超える「アルクビエレ・ドライブ」

 実現可能かもしれないワープ航法の名を「アルクビエレ・ドライブ」という。

 1994年にメキシコの物理学者ミゲル・アルクビエレが提唱した理論で、光速を超える速度に到達可能でありながら、宇宙における時空とエネルギーの相互作用について記述したアインシュタイン方程式の解に基づいている。

 アルクビエレ・ドライブは、宇宙船の後方に小型のビッグバンを起こして時空を膨張させつつ、前方には小型のビッグクランチを起こし、時空を収縮させることで、時空の波を作り、機体を押し流すという航法だ。

 理論的には、この波の中の「ワープバブル」に乗ることで、宇宙船は光速を超えることができる。

 宇宙船は時空を通過するわけではなく、時空自体が移動し、それに乗るのだから、従来の相対論的効果は当てはまらない。こうして、相対性の法則を破らずに光よりも速い移動が可能になる。

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・超光速航法の再評価の機運

 アルクビエレ・ドライブは完全に理論上のもので、しかも多分に思弁的であるとして一般には受け入れられていない。しかし、ここ数年でまた盛り上がりを見せている。
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