横浜流星のムダ使い?『シロクロ』視聴率惨敗2つのワケ (2/3ページ)

日刊大衆

 また、ドラマの主軸である、ミスパンダの正体、囲碁棋士の川田レン(清野菜名)と、ミスパンダを操る“飼育員さん”ことメンタリストの森島直輝(横浜流星)の設定が複雑すぎたことも、視聴者を途中で離脱させた理由のひとつだろう。

■盛り上がり始めるのが遅すぎた?

 レンは10年前に双子の姉、リコを放火事件で亡くし、ネガティブな性格になっているが、ミスパンダに変身すると驚異的な身体能力を発揮する。また、レンを溺愛した母親は事件をきっかけに療養施設で生活しているが、かつてはリコを育児放棄し、おりに閉じ込めるなどの虐待を加えていた。

 一方、直輝は、Mr.ノーコンプライアンス(佐藤二朗/50)の指示で世の中のグレーゾーンにシロクロつけるため、レンを催眠術で操ってミスパンダに変身させる。また、8年前に刑事だった父親(田中圭/35)が突然失踪し、白骨遺体で発見されており、その真相を独自に追っている……。

 これらのてんこ盛りな伏線が複雑に絡まり、同時間帯で話題になったドラマ『あなたの番です』(同局系)のように、一部視聴者はレンと直輝についての“考察”で盛り上がってはいた。しかし、視聴率は第1話の9.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区/以下同)からズルズルと落ちていき、多くから支持されることはなかった。

 ところが、現時点で視聴率の最低値(6.7%)を記録した第5話からドラマは急展開を迎え、皮肉にも目の離せない内容になっている。偽ミスパンダの登場により直輝とミスパンダが事件に巻き込まれ、犯人を追い込む立場から一転、警察に追われるようになったのだ。

「横浜流星のムダ使い?『シロクロ』視聴率惨敗2つのワケ」のページです。デイリーニュースオンラインは、知らなくていいコトシロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。あなたの番です横浜流星田中圭エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る