まるで生きているよう。死後91年、レーニンの驚くべき遺体の防腐処理・保存法が明かされる(ロシア) (1/3ページ)
エンバーミングとは、遺体の各部をプラスチックやほかの物質と取り換えて、防腐処理をすることだ。かつてのソ連の指導者であったウラジーミル・レーニン(1870年4月22日 – 1924年1月21日)に施された、驚くべききめ細やかな防腐処理及び保存方法の詳細が、科学者たちによって公表された。
ウラジミール・レーニンが没後、今年で91年になる。しかし、これだけ長い年月がたっているというのに、彼の遺体はまるで生きているように見える。
これは、ロシアが研究に研究を重ねたエンバーミング技術のおかげだ。100年にも渡る試行錯誤の結果、実社会の医学の応用にも貢献できる技術を生むことができたと、科学者たちは誇らしげに語る。

1918年に撮影されたレーニン
レーニンは、1924年1月21日、脳梗塞により亡くなったとされている。享年53歳。レーニンの遺体は、死後ほどなく保存処理された後、モスクワのレーニン廟に永久展示されていた。その遺体保存手段については長らく不明のままで、「剥製である」という説や「蝋人形ではないか」という説も語られていた。
この作業を行ったのは、マウソロス(霊廟)として知られるチームで、ピーク時には、200人もの科学者がレーニンの遺体保存に関わっていた。雑誌『サイエンティフィック・アメリカン』の詳細報告によると、ロシア人は、遺体の生物学的組織というより、形状や体重、色、弾力性に重きを置くことを好むらしい。