野村克也はやはり凄かった! プロ野球名監督「伝説の采配」舞台裏 (4/6ページ)

日刊大衆

以後、斎藤雅樹、桑田真澄と“三本柱”を投入して、競り勝ったわけです」(当時を知る記者)

 ミスターはあの日、勝つべくして勝ったのだ。

 王監督も名将の誉れ高い。その采配が奇跡を生んだのが、2006年のWBC第1回大会だった。「2次リーグ最終戦で韓国に敗れ、優勝が絶望的となったんですが、予定通り王監督はミーティングをやると言ったんです。選手はもちろん、コーチも“何を今さら”と思いましたが、その夜、アメリカがメキシコに敗れる番狂わせが起きて、日本は準決勝に進むことができたんです。再び韓国と対峙した日本は、ミーティング効果で6対0で快勝。決勝でキューバを破り、見事世界一に輝きました」(通信社記者)

 真面目一徹の王監督が奇跡を呼び込んだのだ。

■闘将・星野仙一の心に火をつけた田中将大

 星野仙一氏(故人)にも、忘れられない名采配がある。監督時代は“闘将”と呼ばれ、中日、阪神、楽天で通算17年、指揮を執った。楽天時代の13年には、巨人を破り、悲願の日本一を達成している。「星野監督はエースの田中将大(現ヤンキース)で決めようと、6戦目に先発させましたが、田中は160球で完投するも敗退してしまいます」(楽天番記者)

 迎えた第7戦。9回表、楽天3点リードの場面で、星野監督が動いた。「星野監督は、“ピッチャー交代!”と告げるや、球審に歩み寄り、耳元でこうささやいたと言います。“誰だか分かるか?”誰ですかと聞き返した球審に、いたずらっぽく微笑み、“田中や”とひと言。

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