飲酒していないのにアルコール中毒の疑い? 膀胱でアルコールが作られていた女性に驚きの声 (1/3ページ)

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 健康診断の項目には必ずある尿検査。尿から分かる病気は実に多いが、海外には尿検査によって驚くべき事実が判明した人がいる。

 海外ニュースサイト『USA TODAYl』と『Insider』は2月25日、61歳の女性が膀胱内でアルコールが作られる自動醸造症候群(別名:腸内発酵症候群)と診断されたと報じた。

 記事によると、アメリカ・ピッツバーグに住む女性は、過去の飲酒が原因で肝硬変を患っており、肝臓移植を求めて病院を訪れたという。女性に尿検査を実施したところ、アルコールの陽性反応が出たという。肝移植のためには酒を断つことが前提である。女性は飲酒していないと主張するも、再検査の結果も同じであった。医師らは女性のアルコール中毒を疑い、肝臓移植を否認。アルコール依存症の治療を勧めたという。

 女性は話を信じてもらえなかったため、専門医のいるピッツバーグ大学メディカルセンターを訪れたようだ。専門医が調べた結果、女性の主張が正しかったことがわかったという。女性は飲酒をしていないにもかかわらず、膀胱内のイースト菌が作用して、摂取した食品の糖分からアルコールが作られていたという。これはビールを醸造する過程と同じで、自動醸造症候群(別名:腸内発酵症候群)と呼ばれている。

 女性を担当した医師によると、女性は特にこれといった症状もなく、血液検査でアルコールは検出されなかったという。女性は糖尿病患者で、尿内の糖分が健康な人よりもかなり多かったという。その結果、膀胱内がアルコールを作り出す最適な環境になったと考えられているそうだ。
 女性にはイースト菌を減らす抗真菌療法が行われたが、あまり効果がなかったそうだ。一通りの治療を受けた後、女性はアルコール中毒の疑いが晴れて、肝臓移植に向けて前進しているという。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「体内にビール工場があるとは驚いた。彼女は金のなる木だ」「海外ドラマに出てきそうな話だ」「最初の病院の対応が酷い。医者はもっと患者の話に耳を傾けるべき」「運転は危険だな。飲んでいないのに飲酒運転を疑われてしまう」「お酒の飲みすぎで自分の肝臓を破壊。糖尿病もあるとは女性の不摂生にも問題がある。自業自得」など様々な意見が上がった。

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