お笑い芸人が「いい演技」を見せてくれる邦画5選 (2/2ページ)
木村さんは映画監督として『ニセ札』『ワラライフ!!』『オムライス』の3作をものしていますが、役者としても多くの作品に出演しています。
木村さんのたたずまいは怖いと思われることが多いようで、えたいの知れない雰囲気をまとった役では実にハマります。山下敦弘監督の本作では、ひき逃げされた女の彼氏という役ですが、これが絶品なのです。
監督業もあるのでしょうが、木村さんには「えたいが知れない男」の役をもっと見せてほしいと思う人が多いのではないでしょうか。
『サクらんぼの恋』(2018年)●宮川大輔さん
テレビ番組『世界の果てまでイッテQ!』で人気の宮川大輔さんは役者としても活躍しています。2018年10月公開された『サクらんぼの恋』ではついに主演を務めました。
本作は、地道に生きてきた45歳童貞男の主人公がひょんなことからAV女優をしている女性と知り合い、恋に落ちる……というストーリー。宮川さんは女性との付き合い方を知らない不器用な男性を熱演しています。宮川さんには「一見普通の人だけど実は……○○」という役がハマるのかもしれません。
本作は「実は童貞」ですし、「実はZ(ゾンビ)」な『Zアイランド』でもいい演技を見せています。
『その男、凶暴につき』(1989年)●北野武さん
本作はビートたけしこと北野武監督の処女作です。北野さんは監督と同時に主役も務めています。もともと多くのテレビ番組で役者としての才能の片りんを見せていた人でしたが、本作では主人公・我妻諒介として狂気をはらんだ刑事を熱演し、役者・北野武を強烈に印象づけました。
この後、北野さんは監督として着実にフィルモグラフィーを伸ばしていきます。しかし、本作で見せた役者・北野武の鮮烈さは永遠に残るでしょう。「世界のキタノ」は監督としての評価が主ですが、役者・キタノの評価も忘れてはいけませんね。
千原ジュニアさんが主役を務めた『ごっこ』、田中直樹さんの『みんなのいえ』、板尾創路さんの『電人ザボーガー』なども芸人さんの「いい演技」を見られる作品としておすすめです。最近では芸人さんが映画の吹き替えを行うことも多いですし、芸人と俳優との垣根はどんどん低くなっていくのかもしれません。あなたは芸人さんがいい演技を見せてくれる映画といえば、どんな作品を挙げますか?
(高橋モータース@dcp)