肛門でロボットを操縦するとかいう仰天パフォーマンス(閲覧注意)
何を言っているのか分からないかもしれないが、肛門でロボットを操縦する男がいる。
それは日々の生活の中で肛門括約筋と完全に統合され、ユニークなモノのインターネット(IoT)を提供するのだという。
その男の説明によればこうだ。
「画期的な肛門電極動力式インターフェースシステムで、従来の手や音声を利用した操作に取って代わり、体内に設置された高度なデジタル制御を可能にする。」
――やっぱり何を言っているのかさっぱりだ。
・人体はもはや時代遅れであることを表現したパフォーマンス
もう少し説明すると、これはアート系グループ「V2_」と「In4Art」が主催したチャレンジの一環として披露されたパフォーマンスだ。
そのチャレンジは、V2_が過去に紹介した作品を自分なりの趣向を凝らして再現するというもの。最初(そして最後)のパフォーマンスが、ダニ・プローガー氏がステラーク氏にインスパイアされて考案した「B-hind」だ。
ステラーク氏は、人体がもはや時代遅れであるという思想を表現するアーティストで、1994年の「Amplified Body」というパフォーマンスでは、医療用ロボットを装着し、自分の筋肉から生じる電気パルスでそれを操縦して見せた。
が、しかし、お尻は完全にノーマークだった。
Amplified Body by Stelarc (1994)
・肛門トレーニング機器を改造して、ロボットの肛門コントローラーを制作
プローガー氏のサイトによれば、B-hindを開発するために、普通に市販(!)されている「Anuform」なる肛門の括約筋と骨盤底筋の電極式トレーニング機器を改造し、括約筋の収縮をロボットの動きに変換できるようにしたそうだ。
2月7日、アムステルダムで催されたB-hindのオープニングナイトで、「Keecker」というルンバを膨らませたような小型ロボットを操るパフォーマンスが披露された。その様子は動画でも確認することができる。
Keecker official video FR
「体の表面だけで操作するデバイスに囲まれて、人々は肉体から切り離されたゾンビのようだ」とか「魂が失われている」とかなんとか説明した後で、プローガー氏は、キレイなピンク色の肛門管をプロジェクターで壁に投影しているKeeckerを、括約筋の収縮だけで巧みに操っている。
その動画はこちらで確認することができる。B-hind: intimate innovation by dani ploeger
・体内の音を直でレコーディング
ロボット操縦中のコポコポという音は、心臓の鼓動、血流、筋肉の収縮といった体内の音を直接レコーディングしたもの。人体の水っぽさや生っぽさにいっそう集中できるよう配慮されているそうだ。
なお、プローガー氏はお尻にご執心であるようで、2011年の「Electrode(閲覧注意)」というパフォーマンスで、同じような器具を使って音楽を奏でている。きっとそのときの経験が活かされているのだろう。
・観客からの反響は不明瞭
プローガー氏によると、観客の反応は「さまざま」で「不明瞭」だったそうだ。
「まだ試作品なのか?」「これまでにいくつ売れた?」といった質問をする人がいたかと思ば、自分で試したがる人もいたそうだ。
もちろん不快そうに立ち去る人もいたのだが、ある美術品コレクターは、うんちっちが付着した電極を1つ購入してくれたのだとか。
References:v2./vice./ written by hiroching / edited by parumo