豊かで穏やかな時間を得るために。エゴに人生の主導権を握らせない方法とは (2/4ページ)

新刊JP

――ただ、エゴに主導権を握らせないようにするのは難しくないですか?

西山:難しいですよ。特に忙しくなると、仕切りたがりますからね。「こうすれば上手くいくから、こうすればいいんだ!」という風に言ってくるし、都合よくいかないと途端にイライラし出す。

そういうときはあえて瞑想を10分でもするといいです。10分も時間が取れないなら、深呼吸だけでもいいと思います。エゴが暴走すると、心を中心から追いやって自分が座ろうとしますから。

――瞑想をすることでエゴを客観的に捉えることができるようになるのは分かります。ただ、それでも不安な状況はエゴが優先してしまいそうです。

西山:将来を考えて陰鬱になったり焦ったりしますよね。スピリチュアルの世界に、「イマココ」という言葉があるのですが、これは「今」は心しか生きられないということなんです。

「今」以外について思いを張り巡らせているのはエゴです。新型コロナウイルスで仕事が入ってこない、会社がつぶれそうっていう不安は将来を予測するエゴから生まれるものですが、今はまだ会社はつぶれていないわけですよね。だから今の自分とは関係ないんです。「今、ここを生きる」ということをできる限り意識することで、不安は取り除かれる。そうすると余裕が出てきます。

「引き寄せの法則」って、実はエゴが欲しいものを引き寄せるのではなく、穏やかな豊かさを引き寄せるんです。言い変えれば「大丈夫」という安心感ですね。今月売上がないけれど大丈夫。今は常に変化していて、売上がないのも変化のプロセスの一つであると。そういうことなんです。

全ては変化をしているのだから、将来のことを憂慮して不安になるよりも、どんどん今、やりたいことをやろうという余裕ができてくるんですね。

――ただ、心の声に従い続けることって、自分がわがままに振る舞い続けることでもあると思います。そうなると自分から人が去って行ってしまわないでしょうか。

西山:これはスピリチュアルにハマり込んだ人が陥る罠ですね(笑)。

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