カエルのメス、種の垣根を超えた禁断の愛を求める(米研究) (2/3ページ)

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画像左がプレーンズ・スペードフット・トードのメス / David Pfennig

・異種のオスに心ときめいてしまう理由とは?

これはメキシカン・トードのオスが、思わず見惚れる超絶美形カエルであるからではない。じつは雑種のオタマジャクシが純血種よりも早く大人に変形できることが理由だ。

 すぐに乾いてしまう水場で生きるメスは、究極の選択をしなければならない。1つは、同種のオスと交配して純血の子供を残すが、代償としてオタマジャクシが全滅する可能性が高いという選択肢。

 もう1つは、子供が雑種で繁殖能力は劣るが、オタマジャクシが全滅する可能性は低いという選択肢だ。

 どちらも苦渋の選択だ。だが、後者なら、子がさらに孫を作れる可能性は高い。こうしたわけで、水場が長くはもたないだろうと感じたプレーンズ・トードのメスには、メキシカン・トードのオスがやたらと魅力的に思えてくる。

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カエル界のイケメン?メキシカン・トードのオスwikimedia commons

・ゆっくりとしたパルスの甘い歌声に酔いしれる

 だが、メキシカン・トードのオスは、プレーンズ・トードのオスとそれほど似ていないし、より重要なことに鳴き声が違う。そんなオスと作った子供は本当に無事に育つのだろうか?

 実験の結果明らかになったのは、子供の適応度を一番よく予測できるのは、異種の父親の鳴き声のパルスであるということだ。
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