カエルのメス、種の垣根を超えた禁断の愛を求める(米研究) (3/3ページ)
鳴き声のパルスがゆっくりとしたメキシカン・トードのオスとの間でできた子供ほど、成長が早く、水場が干上がってしまう前にそこから脱出できる可能性が高まるのだという。
だがメスが異種を選ぶのは、浅い水溜りで暮らしているときのみで、干上がる心配のない深い池で暮らしているときは、いかにメキシカン・トードのオスが甘い鳴き声で誘ってこようとも、無視を決め込むそうだ。

David Pfennig
・人類にとっても身近な交雑
面白いことに、メキシカン・トードのメスの恋の琴線に触れる鳴き声は、プレーンズ・トードのメスとはまた違うことも分かっている。
彼女たちにとって魅力的に聞こえるのは、パルスではなく、一定時間の間にあげられる鳴き声の回数であるそうだ。研究グループによれば、たくさん鳴き声をあげられるオスは、それだけ体力があり、健康であることを示しているからと考えられるそうだ。
ちなみにネアンデルタール人やデニソワ人といった初期人類の交雑も、私たち自身の進化を形作っている。じつは交雑は意外なほど私たちにとって身近なものなのだ。
この研究は『Science』(3月20日付)に掲載された。
(追記)2020/03/28:本文を一部修正して再送します。
References:iflscience/ written by hiroching / edited by parumo