いま知りたい「4D映画」の楽しみ方 (4/4ページ)
「いすが動くなんて子供だましだよ」なんて言う人がいますが、一度経験してみるとその楽しさがわかります。
4D上映は、映画を新しいアトラクションの一つに変えて、大人も子供も楽しめるものにしてくれるのです。考えてもみてください。遊園地に行っても、そのようなアトラクションは長くても十数分で終わりです。ところが4D上映では約2時間たっぷりアトラクションが味わえるのです。
「4D」上映に向いている作品とはいえ、やはり4D上映に向いている映画とそうでない映画があります。
まず向いているのは、
・アクション映画
空間を大きく移動するシーンがある作品
前後・左右・上下と視点移動の激しい作品
・3D版映画
立体に見えるのでシートの動きと相まって臨場感が高まる
などです。3Dの場合、3Dメガネを装着しなければなりませんが、味わえる臨場感は確実に2D版より上がります。また以下のような作品も4D上映に向いています。
・乗り物のシーンが多い作品
乗り物は3D空間を移動できるものの方がよい
(鉄道・自動車より飛行機・ヘリコプター・潜水艦などの方が4D向き)
・激しい銃撃戦シーンのある作品
弾丸が至近距離を飛ぶ臨場感が味わえる
筆者が観た中では「深海ものは4Dに向いているなあ」と感じさせられました。潜水艇が深海に潜っていくシーンなどでは浮遊感を感じることができるのです。
アクション映画などに対して、しっとりと画面を見せる映画はやはり4D上映には向いていません。恋愛映画などは普通の上映で十分楽しめますからね。
4D上映は映画をライドアトラクションにしてくれる仕掛けと考えるのがよいでしょう。ライドに向く映画と向かない映画があるというわけです。
みなさんが初めて4D上映で映画を見るなら、アクション満載のアトラクション感覚で楽しめる作品が上映されるときにお出掛けください。2時間のアトラクションと考えれば決して値段も高くはないでしょう。
(高橋モータース@dcp)