【日本麺紀行】知られざる味噌焼きうどん発祥のお店と言われる名店 / 三重県亀山市の「亀八食堂」 (4/5ページ)

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現在ではホルモン専門の焼肉店なども存在するが、当時のホルモンは処理も十分ではなく、臭みも非常に強かったとのこと。

そんなホルモンの臭みを和らげ、美味しく味わうために考え出されたのが、この味噌ダレなのだという。赤味噌にニンニクや唐辛子などを加え熟成させた味噌ダレは、大勢のトラックの運転手たちに愛される濃厚な味わいとして有名になり、さらにトラック運転手のみならず、地域の人々や観光客にも非常に有名になり、こちらのお店の代名詞となったのだ。

それゆえ、味噌ダレだけが入り口付近にうずたかく積まれており、初めはわからなかったのだが、一口味わえば、積み上げられた高さも理解できる。
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鉄板にのせられたキャベツやホルモンから、たっぷりと出てくるウマミや甘みがしっかりとこの特製の味噌ダレ絡み合い、さらにそれを焼き上げて香ばしくしていくのだ。

そして柔らかいうどんがしっかりとそれらのウマミを吸収し、えも言われぬ絶品の味噌焼うどんが完成する。もちろんそれを自分たちで作り上げるのだから、うまさがより増すのだ。

仕上げに七味唐辛子を振りかければ、さらに味が引き締まり、より美味しい味噌焼うどんを堪能できる。
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昭和30年代に生まれ、多くの人々に愛されてきた、焼肉店が提供する、ここでしか味わえない味噌味の焼きうどん。

もしこちらのお店を訪れることがあるのであれば、その長い歴史に裏打ちされた絶品の味噌ダレを心ゆくまで味わってもらいたい。

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