新型コロナで「いよいよこいつの世話に...」 戦前に配布?「軍隊マスク」に思わぬ脚光 (1/3ページ)
安倍晋三首相は2020年4月1日、新型コロナウイルス対策のため、全国すべての世帯に布マスクを2枚ずつ配る方針を表明した。
これを「エイプリルフール」のジョークと受け取った人もいたが、残念ながらジョークでも、フェイクニュースでもなかった。
たちまちツイッターのハッシュタグ「#アベノマスク」がトレンドの上位にランクインし、一時はトップに立ったほどだ。マスクへの関心が否が応でも盛り上がってしまった日となった。
そんな中、次のようなツイートが投稿され、話題になっている。
いよいよこいつの世話にならねばならぬか( ー?ωー? ) pic.twitter.com/NBi5W2FJ9J
- 信州戦争資料センター (@himakane1) 2020年4月1日
写真は、なんだか古めかしい袋だ。「愛國印 衛生 軍隊マスク」と記されている。「いよいよこいつの世話にならねばならぬか」というコメントも添えられている。
いったいこれは何だろう?
Jタウンネット編集部は、このツイートを投稿した信州戦争資料センター(@himakane1)に取材した。
日中戦争初期頃のもの?軍隊マスク 信州戦争資料センター(@himakane1)のツイートより
「軍隊マスク」を紹介した信州戦争資料センターは、長野県を中心として、戦時下の資料で、戦時関連資料を幅広く収集、分析、活用し、戦争の実態を後世に伝えることを目的として活動している。長野市在住の有志がツイッターとブログを運営し、毎年展示会も開催しているという。
Jタウンネット編集部の取材に、「オークションで入手して保管していたものです。詳細は全く不明です。わかる範囲でお答えいたします」と応じてくれた。
このマスクは、いつ頃作られたものだろう?
「分かりません。