仕事で伸び悩む人ほど当てはまる「しなくていい努力」の正体 (4/4ページ)

新刊JP

インプットは楽しいものですし、インプット自体がダメだというつもりはないのですが、アウトプットのためのインプットだというのは忘れないでいただきたいです。

――「100点満点を目指す」のも「しなくていい努力」だというのも、驚きました。これはなぜなのでしょうか。

堀田:「100点満点」っていう発想って、点数に上限があって、相手がいることを想定していない勉強のような個人競技の発想なんですよね。仕事というのは自分が100点でも、相手がその上を行って105点取ってしまえば、お客様には選ばれません。逆に競合企業の商品が50点なら、こちらは60点くらい取れば勝ててしまう。そこで「100点の新製品じゃないと発売できない」というのは妙な話で、お客さんのためになるならいますぐ60点の商品でも出せばいいのかもしれないのです。自分にとってどうかというより、顧客にとってどうかというのがビジネスであり、提供する価値には先生が設定した上限などありません。。「100点満点」という考え方にはその部分が抜けていると感じているので、本の中でも取り上げました。

――「まず自分の勝ちを考えるから、負ける」というのは、多くの人が当てはまりますね。他者を勝たせるという視点を持たずに自分が勝とうとするのは「しなくていい努力」と言えると思います。

堀田:いい組織というのは、部下が「この課長を部長にしてあげよう」と本気で思って働いているものです。「この上司に課長にしてもらおう」とは考えていません。

もう一つ言うなら、いい上司というのは「自分の部下から社長を出した人」です。どちらも「自分が勝とう」ではなくて「相手を勝たせてあげよう」という視点が必要ですよね。その場では損をしているように見えますが、どういう姿勢で働いているかというのは、周りは見ていますから、いずれ自分も評価される時がくる。「自分が」だけの考え方はもったいないと思いますね。

(新刊JP編集部)

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