仕事で「しなくていい努力」をしてしまう人の特徴とは? (1/3ページ)

新刊JP

『しなくていい努力 日々の仕事の6割はムダだった!』(集英社刊)の著者、堀田孝治さん
『しなくていい努力 日々の仕事の6割はムダだった!』(集英社刊)の著者、堀田孝治さん

努力はいつか実を結ぶ。
そう信じて日々仕事に励んでいる人は多いはず。

でも、仕事には「しなくていい努力」がある。そう語るのは、研修講師として大小問わず様々な企業で仕事の「現場」を見てきた堀田孝治氏。堀田氏は著書『しなくていい努力 日々の仕事の6割はムダだった!』(集英社刊)で、この「しなくていい努力」の正体に迫る。

多くの人が知らずにやっているという「しなくていい努力」。
そして、仕事での成長を妨げてしまう「しなくていい努力」。
今回は堀田さんにお話をうかがい、その一端とこうした努力が生まれる背景について語っていただいた。その後編をお届けする。

■勉強で「勝ってきた」人ほど危ない

――「しなくていい努力」は、仕事という競技の性質を理解せず、個人競技だった学生時代の勉強と同じ方法で仕事をしていることで生まれるというお話がありましたが、かつては堀田さんも「しなくていい努力」をしていたそうですね。どこでそのことに気づいたのでしょうか。

堀田:気づいたのは30歳過ぎた頃ですね。入った会社がいい会社だったので、今思うと20代の頃から周りにいた方々が注意してくれていたんですよ。

「おまえ、仕事は作業とは違うぞ」とか「お客さんと議論して勝ってもいいことないぞ」とか「おまえ、自分が頭いいと思ってんだろ」とか、よく言われていたんですけど、当時の僕は変にプライドが高かったので聞く耳を持たなかったんです。

そんなふうでしたから、仕事がうまくいかなくて、30歳くらいでメンタルの不調で休職するまでになってしまったのですが、そのケアの過程で認知行動心理学に触れたのが一つの転換点だったと思います。

――認知行動心理学によってどう変わったのでしょうか?

堀田:休職明けで会社に戻った時に、それまでの自分の物事の認知を疑ってみようと思ったんです。あいかわらず社内で孤立していて、昼ごはんも食堂で一人で食べていたのですが、ある時に横で先輩と後輩が食事をしていたんですね。

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