仕事で「しなくていい努力」をしてしまう人の特徴とは? (3/3ページ)
でも、突き詰めていくと日本の仕事って華道や茶道と同じように「道」になっているところがあるので「見て学べ!」「察しろ!」といったように、そもそものところを言語化する習慣が上司にもないし、そしてとても難しい。すごく大事なことなのに、上司や先輩も端的には話せないんですよ。
それに、もしかしたら、恐ろしいことですが、今の上司も「仕事とは何か」がわかっていない世代になっているのかもしれません。
――「しなくていい努力」をしてしまいやすい人の特徴について教えていただきたいです。
堀田:多くの人がしがちなのですが、特に勉強ができた方、大学まで勉強で勝ってきた方は特に多いかもしれません。こういう人ほど、勉強から仕事へと競技が変わっても、勉強で得た成功体験が手放しにくく、新しい競技への順応が遅れてしまいやすいとはいえると思います。
――最後に、読者の方々にメッセージをお願いいたします。
堀田:今の若い方は、「上司に言われたことをやっていれば、会社が定年まで連れて行ってくれる」という時代ではもうないのだ、ということは、私たちの若いころと違って、逆にしっかりと認識しています。私もそのとおりだと思いますので、であれば、「どこに放り出されても逞しく食べていける自分」を、早く創り上げた方がいいですよね、ということです。
そうなるためには仕事の実力をつけなければいけないわけですが、「しなくていい努力」をしているうちはなかなか実力は伸びていきません。ぜひこの本を読んで「しなくていい努力」に気づいていただきたいですし、「しなくていい努力」に気づくということは、仕事という競技の本質を理解するということでもあります。
いつか誰かに教える立場になった時に「仕事を語れる人」になっていただきたいなと思います。この本がそのきっかけになったらうれしいですね。
(新刊JP編集部)